とある廃人の趣味日記

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映画:ブリッジ

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自殺。
自分で自分の命を絶つ事。
そんな事言われなくたって解るよだなんて思わないで。

今回紹介する作品『ブリッジ』はアメリカ・サンフランシスコにある
ゴールデンゲートブリッジを舞台としたドキュメンタリー作品です。
このゴールデンゲートブリッジという橋は世界的にも知られている
巨大な橋であり、年間900万人の観光客が訪れる観光名所であります。
しかしこの橋は同時に世界最大の飛び込み自殺の名所でもありました。

映し出される映像は脚色等いっさい手を加えられていない真実の映像ばかりです。
作品冒頭でいきなり男性の自殺するシーンが映ります。
演技でも演出でもない本当の自殺のシーンです。
この男性以外の自殺するシーンも映ります。
ハッキリ言って後味悪い映像ばかりです。
でも目を伏せてはいけないシーンだなと感じました。

自殺した人の遺族や知人へのインタビューシーンでこの作品は進んで行きます。
飛び込み自殺をしたが奇跡的に命を取り留めた人へのインタビューシーンも登場します。
お国柄の違いか自殺に対する日本人とアメリカ人の考え方の
違いがこのインタビューを通じて感じ取ることが出来ます。
アメリカにはどこかしか「自殺をしても良い」という認識がある感じがします。
日本では考えられない認識ですがこの価値観の相違を感じるのは確かです。

この作品は自殺について考えさせられる作品だと思います。
自殺する人はどういった気持ちで決断に至るのだろう。
何故人は自殺をするのだろう。
何故死に急ぐのだろう。
皆さんは考えた事ありますか?

そして皆さんはこの作品に映し出される橋の欄干に立って死と直面する人が
近くに居るのにも関わらず見向きもせず通り過ぎる側の人になりますか?
それとも手を差し伸べ助ける側の人になりますか?

人生を謳歌しようとしている人と
人生を終焉しようとしている人が
同時に存在するこの橋の上で